ディストーション


1.概要

 ディストーションは、高音領域に限定して歪ませるのが得意なエフェクターです。 低音は滑らかでありつつ、高音域が攻撃的なサウンドになるため エレキギターらしいエッジの効いたサンドになるのです。 その反面、低音域の自己主張が弱いため低音の響きが弱まり 重みのあるフレーズは苦手な傾向にあります。




2.使用方法

 

(1)ギターソロ

 単音弾きの場合はある程度強く歪ませても倍音の響きが損なわれづらいので実用は十分に可能です。 高音の歪みが強いため音の伸び(サスティン)も豊かになり 美しいロングトーンを実現してくれます。 しかしゲインレベルを上げるほどピッキングの強弱で表れなくなってしまうので 繊細な表現には適しません。 力強く思い切り盛り上げたい時などに使用するとよいでしょう。


(2)バッキング(伴奏)

 ディストーションの真価がなんといってもバッキングにあるのではないでしょうか。 低音はベースパートに任せて、高音を際立たせたギターを奏でる事で バンド全体としても非常にバランスの良いアンサンブルが仕上がるのです。 ディストーション系の強い歪みはコード弾きにおいては和声の響きが 損なわれてしまい不向きなので省略コード(パワーコード等)に 徹する事で独自のエレクトリックなサウンドが活かされるのではないでしょうか。

     




3.動画説明

 内容
 (1)音波形図を用いたディストーションの与える影響説明
 (2)ディストーション使用前と後の弾き比べ

    動画制作中




4.おすすめディストーションTOP3

(1)DIGITECH Grunge

 10年以上トップセールスを記録している伝説のディストーション。 クランキーなリズム、へヴィ・グラインドなリフ、驚異的なロングサスティーンのリード…等魅力満載。 価格も比較的にお手頃という事もありとにかくおすすめできる一品です。

    




(2)BOSS社 DS-2

 ツインターボ仕様!オーソドックスなディストーションと超過激なディストーションの2モード構成で 幅広いディストーションサウンドの音作りが可能になっています。 特にターボIIの大型アンプの箱鳴りを思わせる過激で図太いサウンドは圧巻です。

    




(3)MXR DISTORION+

 ランディ・ローズが愛用した、80年代を代表するディストーションの名機!ハードロック/へヴィメタルブームを支えた荒々しくパワフルな歪みです。 とにかく攻撃的なサウンドを求めている、という方に最適なエフェクターです。

    


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