プリアンプ


1.概要

 使用するアンプによってエレキギターの音色が変わるといっても 毎回の練習・ライブに好みのアンプを持ち運ぶのは容易ではありません。 そこで登場したのがプリアンプです。
アンプでは極力個性が出ないようクリーンな状態で音が出るように設定して 「アンプらしい歪みをエフェクターで得よう」というのがプリアンプの役割です。
一般的にはオーバードライブ(ブースター)系の音波形と似ているものが多いですが、 個性的なアンプ(MESA/Boogie等)ファズ系に近い音波形の商品もあったりと、 その実態は多種多様なものになっています。




2.使用方法

 他の歪み系エフェクターと決定的に違うのは、 ギターソロ直前などにONにして迫力を増大させる、といった使用方法ではなく、 エレキギターのスタンダードな音色を担わせる、という点にあります。 逆に言えば単品の歪み系エフェクターを低ゲインで使用すればプリアンプとしての使用は可能ですし、 その逆もしかりです。 目的のアンプの音色をシュミレートされたものはアンプ・シュミレーターともいわれ 近年ではマルチエフェクターの分野で多大な進化を遂げています。 つまり「アンプで歪ませるのか」「プリアンプで歪ませるのか」「マルチエフェクターのアンプシュミレーター」を使用するか等、 様々な選択肢があるわけで必ずしもプリアンプを購入しなければならないという事ではないのです。 ただ、エレキギターにとって基本状態で使用する歪みはそのギタリストの重要な個性の決定要因になりますので こだわっている方が多いのも確かです。




3.動画説明

 内容
 (1)音波形図を用いたプリアンプの与える影響説明
 (2)プリアンプ使用前と後の弾き比べ

    動画制作中




4.おすすめ単品プリアンプTOP3

→(おすすめアンプシュミレーター付マルチエフェクターTOP3)

(1)PROCO社 RAT-2

 80年代にジェフ・べックが愛用したことによって世界的定番となったRAT。 他の追随を許さない図太いサウンドとマイルドな歪みは国内外の多くのトップギタリストを魅了し続けています。 ミドルが強調されたマーシャルのような音が出せます。 深い歪みまでは作れませんが、とても良いクランチ、オーバードライブサウンドが作れます。

    




(2)Critically Overdriven Effects E.O.D

 著名なプリアンプメーカーをもとに作られたプリアンプ。 トーンコントロールとゲインブースト機能を追加して汎用性の高いプリアンプとしての使用を 可能にした高級エフェクターです。

    




(3)BEHRINGER PREAMP/BOOSTER PB100

 低音と高音を調整して音作りが可能なプリアンプ・エフェクターです。 その性能の高さからは信じられない程の低価格商品なのでお試しの価値ありのおすすめ品。 スタジオやライブハウスに頼らない歪みをこの単品エフェクターでも再現できるのは素晴らしいの一言です。

    


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