ギターケース

 ギターケースにはソフトケースとハードケースがありますがそれぞれに長所と短所があります。 ギターケースは見栄えを気にする方もいらっしゃいますが、防護性からポケットの数など機能としての価値も十分にみていかなくてはいけません。 また、材質により保湿性も異なり、値段が効果になればなるほど物理的ダメージの緩衝力も強くなる傾向になります。 まず、ソフトケースとハードケースの性能の差を表にして比較してみましょう。

                                               
ソフトケース ハードケース
価格 安価中価中価高価
防護機能
重量 軽い重い
徒歩の運搬 便利やや不向き
車での運搬 やや不向き安全
保管(保湿能力)



1.ソフトケース

 たいていの場合ギター購入時に付属されるのがソフトケースです。 ギターショップは価格帯によって付属するギターケースの質を決めているのです。 目安として5万円以下なら安価なソフトーケース、 5〜10万円で中程度のソフトケース、 そして10万円以上になると高品質のギターケースを付属してくれます。 しかし、私が主張したいのはどんなに安価なエレキギターであっても布きれ一枚だけのようなソフトケースは避けるべきだと思っています。 エレキギターはアコースティックギターと異なり、素材の劣化による悪影響がほとんどなく、 寿命も○十年単位と長く使えますが、物理的接触でネックを折ったり、曲げてしまったりすると演奏に問題が生じてしまいます。 多くのスタジオはドラムセットやアンプ等がある狭い部屋で活動しなければならない事もあり、 ギターを運搬中にぶつけたことのないプレイヤーは見たことがありません。 ギター本体に比べて、ギターケースの寿命は短くなりがちなので、 経年や物理ダメージで寿命がきたら防護性能第一に、第二はポケット等の利便性、そしてデザインを見て、 お好きなギターケースに買い替えると良いでしょう。 また、本来なら自宅ではハードケースに湿度調整剤を入れて保管するのが好ましいのですが、 ソフトケースで保管する場合には高音多湿、そして直射日光を避けて立て置きで保管する事が懸命です、 ハードケースほどの効果は見込めませんが、湿度調整剤を入れておく方もいらっしゃいますが、 私は、やはり自宅での保管はハードケースを使用し、運搬時に徒歩の場合だけソフトケースを用いる事をおすすめしています。



2.ハードケース

 ハードケースは防護・保管能力にたけていますが、とにかく思いです。 経験則になりますがハードケースを使用しているプレイヤーは車で移動しているかたが主なように思います。 車のトランクに入れたりする場合、ソフトケースだと衝撃や真夏の温度・湿度が気になりますが、 ハードケースはその点、安心して運搬することができます。 また、バンドを組んでメンバーと一緒に移動する場合、ギターとベースを重ねてトランクにしまうことになるのですが、 そのときもソフトケースだとネックやボディに負荷がかかるのが気になるのでハードケースのほうが車移動に優れているといえるでしょう。 電車や徒歩の移動では体力の消耗がやや激しくなるので、 ハードケースにこだわる場合は自分の移動手段や移動頻度を考えて適切で安全な運搬方法を検討すると良いでしょう。 キャスター(車輪)を用いた運搬方法も工夫のひとつといえるでしょう。 また、注意点として、せっかくハードケースで保管をするなら湿度調整剤を入れてギターのコンディションが安定するように心がけてあげると ハードケースの長所をより活かせるでしょう。

 

3.湿度調整剤


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