ストリングストレッチャー(グリップマスター)

 ギターに慣れていない初心者の時期には非利き手である左手(右手)にストレスを感じることが多いもの。 一口に握力強化といっても白筋と赤筋で役割は異なり、 コードをセーハする人差し指や巧緻的動作に不慣れな薬指や小指の押弦にもストリングストレッチャー(グリップマスター)は役立ちます。 ここではストリングストレッチャー(グリップマスター)を使った効果的な握力訓練を紹介していきます。


おおすめの練習法

1.人差し指の第一関節の握力強化

 ロックギターでもアコギでも必ずぶつかるのが難しいFコードの壁です。 人差し指一本で1弦から6弦までを押弦するのは握力も筋力を維持する体力も必要になります。 そのため、まずコードをまず押さえられるようになるために重点的に人差し指第一関節を鍛えてあげるのが重要です。 練習時には最大筋力を増大させるために短時間にフルパワーで訓練する方法と、 筋力の持続時間を増加させるために適度な負荷を一定時間与え続ける訓練の二つを行なうことが必要になります。 はじめは目的のフレーズを弾けるようになってとても嬉しいと思うのですが、不慣れなときに一曲通して握力をキープするというのはなかなか大変なものです、 ときどきは一曲を通して現在の自分の指の体力を把握するのも良いと思います。


2.薬指と小指の筋力を強化する

 これまで楽器を弾いてこなかった方の場合、日常生活で各指に細かな役割を持たせる日常生活動作はあまり行わないものなので、 たいていは薬指と小指の握力が不足しがちです。 強く意識して弦を押弦できる程度では演奏では役立ちません。 そのため無意識にリラックスして押弦できるように薬指と小指の筋力を増加させるのも大切な訓練です。 この二本の指は瞬発的に高音域の押弦に使用する場合が多いので赤筋よりも白筋の増加を意識した 短時間高負荷の訓練を行うと効果的です。


3.指の分離の訓練に使用する

 基本的な指の筋力と指の体力が備わってきたら各指の分離が非常に重要になってきます。 テクニカルな演奏になればなるほど各指の役割分担が重要になってきて、 薬指・小指にも巧緻的で細かな動作が求められるようになってきます。 そのため、ストリングストレッチャー(グリップマスター)を使って(人)⇒(薬)⇒(中)⇒(小)といった複雑なパターンで 素早く押さえる訓練をすると効果的な指の分離訓練になります。 ストリングストレッチャー(グリップマスター)は指の筋力・体力増加だけでなく、感覚の訓練にも使用できるので、 ギターを持てない授業中や休み時間などにも毎日一定時間訓練すると飛躍的に指の能力が向上します。


ストリングストレッチャー(グリップマスター)一覧

エクストラ・ライト・テンション


ライト・テンション


ミディアム・テンション


ハード・テンション

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