1.オ−ディオインターフェースとは

オーディオインターフェースとは楽器の音をパソコンに取り組むための機械です。 とく聞かれる事なのですが、確かにパソコンのマイク端子からでも録音は可能です。 しかし、イヤホン端子を使った録音は楽器とのインピーダンスの差も大きく、 音質の劣化も激しくなってしまいます。 そこでオーディオ音源を美しく録れるオーディオインターフェースに入力し、 そこからUSB端子、もしくはFirewireからPCに送るという手法が現在の録音のポピュラーな方法になっています。 オーディオインターフェース自体が楽器とパソコンの仲介役として作られているので 音質の劣化を最低限に抑え臨場感のあるオーディオデータをパソコンに送ることができるのです。


1.オ−ディオインターフェースの選び方

(1)出力端子

オーディオンターフェースからパソコンにオーディオデータを転送する場合、 USBタイプかFirewireタイプのどちらかを選択する事になります。 音質の劣化が少なく、プロミュージシャンに好まれているのはFirewireなのですが、 パソコンとの相性や動作環境の整備を行わなければならないので購入のリスクが高いともいえます。 他方USB端子はすべてのパソコンに安定して動作させる事ができるのが大きな特徴になります。 私自身もUSB端子を使用していますが音質も十分に満足できていますし、 パソコンの買い替えにも安心なので余程音質にこだわらないかぎりはUSBタイプを推奨しています。


(2)入力端子

楽器からオーディオインターフェースに信号を送る場合の端子は主に3種類あります。 マイク接続に用いられるXLR端子、楽器のシールドに用いられるTRS端子がどちらもある場合、 もしくは一つ二役のコンボジャックという場合もあります。 まずはこの二つの入力が行なえることを確認すると良いでしょう。 そして、コンデンサーマイクを使用する場合はオーディオインターフェースから ファンタム電源48Vを送れるものを購入する必要があります。 ファンタム音源供給機能はあって損するものではないので 現状よくわからない、ダイナミクスマイクで十分と思っている方であっても ファンタム音源供給機能を有しているものをおすすめしています。


(3)同時入力数

現在の主流は左右の定位をもたせた2チャンネルのオーディオンターフェースが主流です。 しかしバンド等で録音をする場合、各楽器の近くにマイクを近づけて録るために 4チャンネル以上欲しくなる場合もあります。


(4)音質

まずサンプリングビットは16bitと24bitが多いですが、 音質上24bitが優位なのでできるだけ24bitを選ぶようにしましょう。 、またサンプリングレートとして何kHz対応しているかというのも製品の特長になります。 しかし人間の聴覚は20Khzまでが聞き取れる限界ともいわれているので 48Khzもあれば十分だと考えます。 高額な商品は96kHzや192kHzまで録音可能な商品も出ています。


 

(5)価格

価格と機能は基本的には比例傾向にありますが、 事前に自分の目的と必要な楽器、ジャンルをしっかり吟味するようにしましょう。 そして自分にとってコストパフォーマンスが最も高いと思える商品を購入すれば 購入した後の後悔やリスクはその分少なくなります。


3.おすすめオ−ディオインターフェース

(1)Roland

アンプのCubeシーリズを始め音質に定評のあるRoland社。 コンボジャックを搭載しているのでXLR端子、TRS端子どちらも使用できます。 入門者用でも24bit48kHzのスペックを保っているので安心して購入できます。

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