クロス(布)
ギター専用に作られたクロス(布)は繊維が細かいので汚れとりに使ったり、
メンテナンスに使ったりと様々な用途に使用できるように作られています。
素材としてはメガネ拭きに近いので、メガネをかける方はそれで代用されている方もいらっしゃいます。
1.用途
(1)使用後の弦を拭く
弦の劣化や音質にしっかりと目を向けるプレイヤーをたいてい使用後に弦をクロスで拭いています。
それは弦の劣化の主要因が部屋の湿気要因ではなく、手汗の油にあると把握しているからです。
一カ月以上してしていた弦を張り替えたときにどこの部分が錆びているのかを確認していると、
よく演奏に仕様する0フレットから12フレットあたりが顕著に錆びているのが確認できるはずです。
そのため演奏終了後・練習終了後には各弦を1本ずつ0フレットからブシッジ部まで、しっかり手汗(油)をとってあげると、
錆びの進行を遅らせることができます。
(2)ボディの汚れを拭く
見た目が大事なエレキギターにとってボディの輝きに気にかけるプレイヤーも少なくありません。
そこで見た目の阻害要因になってくるのが指紋です。弦と違って放っておいても音に影響はありませんが、
塗装の暑いボディは特に指紋が目立ちやすいので定期的にボディについた指紋や汚れとってあげるクロスも常備してもいいと思います。
(3)メンテナンスに仕様する
定期的に指板に使うオレンジオイル・レモンオイルを塗る際にもクロスは役立ちます。
あまり多量に使用してしまうとネック(木材)の水分が過剰になり逆に素材を痛めてしまいます。
そこでクロスに少量のオイルを貼付しながら使用する事で程よいオイル成分が木材に染み込み、
美しい音を出すネック状態に戻ってくれます。
2.クロス一覧