エレキギター博物館

サスティナー（e-bowとコンプレッサー）

　撥弦楽器であるギターを弾いていると（特にギターソロ）恋しくなるのが永遠のサスティン。
一般的には専用のピックアップを取り付けて、電池駆動させる必要があります。この手のサスティナーについては フェルナンデス（FERNANDES）が最も有名です。でも、実はそんなだいそれた改造をしなくても 永遠のサスティンを手に入れる方法はあるのです。
それがHeet Sound社が開発したEボウです。
これは、楽器を改造させることなく外部的に弦を振動させる磁力を与えてくれるものです。
弦を弾いた後にピック保有側の手でe-bowを用意しなくてはならないのはちょっと大変です。
ただサスティナーそのものはロングサスティンの美しさを強調するフレーズでの使用になるので、
eボウで片手が埋まってしまっても問題はありません。
弦とe-bowとの距離でかかるサスティンも変化するので所持していると非常にアプローチの幅が広がります。

また、サスティン機能に特化したコンプレッサー/リミッターを使用してサスティンを伸ばす方法もあります。
これは、音量を強く圧縮した後に、コンプレッサーのレベルを上げて音量を底上げします。
本来減衰されていくはずの音量がもともと圧縮させているので、
減衰音のない力強いサスティンを得ることができます。
ただ、圧縮が強いため音色がクセのあるものになってしまう事と、 弦の振動がなくなれば音もなくなるので永遠のサスティンでないという点は残念なところです。

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