アンプ

 アンプとは、ギターからの電気信号を増幅させて大きな音を出すための機材です。 スピーカー全般に共通する事なのですが音量を上げていくと音色が歪んで(劣化)していきますエレキギターの場合、この「音色劣化現象」を逆手に独自の音作り文化を築いてきました構造の違いにより音色変化に個性が生じるためメーカーは様々なアンプを開発してきました。 アンプを通さず生音で練習する事も可能ですが生音ではできない奏法・表現も存在します。 家での練習用に一台持っていた方が好ましいです。 とは言え、ライブではライブハウス等から大型アンプを借りる事ができるので、練習用に購入するのは小型で安価なもので十分です




1.種類

(1)真空管タイプ(チューブ・アンプ)

チューブならではの暖かみのあるマイルドなサウンド特性で人気があります。 しかし、真空管を使っているためメンテナンスに手間がかかり、 デリケートなので取り扱いにも十分注意しなければなりません。

利点

欠点




(2)トランジスタタイプ(ソリッド・ステート)

クリアな音色を保ちやすいものの、許容超えの音量を出すと音色が急変してしまう癖があります。 メンテナンスに手間がかからないのも特徴です。

利点

欠点





2.チェックポイント

「ワット数」

 アンプにはワット数が表記されています。とても重要な内容なので大抵は製品番号の中に表記されていますワット数が大きければ大きいほど大きな音量を出す事ができますが、出力の大き過ぎるアンプは家内での練習には不適切です。 騒音等の問題から常に最低ボリューム設定で練習する事になり、それは結果的にアンプの個性をころしてしまう事になるからです。 家内の練習用は10W〜40Wあれば十分です。時折り大きな音量で練習したいと思うのであれば40W程度あってもいいかもしれませんが、 ワット数が大きいほど価格も高くなるので経済状況を兼ねて選んで頂ければ良いかと思います





3.おすすめアンプTOP3

(1)Roland Cube シリーズ

 Roland社はギターアンプの常識を覆し、ソリッドステート・タイプならではのフラットな特性とメンテナンス性の良さを武器に 1975年に登場して以来40年近くロングセラーを続けています。 そのパフォーマンス・バランスの抜群の高さから多くのスタジオ・ライブハウスにて常設されています。 コーラスエフェクトを主軸にエフェクター機能も搭載しているのでとても便利です。 そして、Cubeシリーズではアンプ・モデリング機能が備わっているので様々な音色を試す事が可能です。 フュージョン系・ポップス系で重宝されているメーカーです。

         



(2)Marshall

 ロック全般向け。ヴィンテージ系はクリーントーンを好む人が多い。 真空管アンプで最も著名なメーカーでロックミュージックの王道サウンドとして君臨しています音量を上げたときに生じる大音量のドライブサウンドを得意としていて、 小型でもマーシャルらしいリッチでコシのある歪みが得られます。 エフェクターで音色をブーストさせれば豪快なサウンドになります。 ハードロックなサウンドを求めている方に最適です。

         



(3)Fender

 チューブアンプならではの豊かな倍音を含んだ艶やかなクリーントーンが最大の魅力です。 ピッキング・レスポンスに優れたクランチサウンドにも定評があり、カッティング奏法との相性は抜群です。 ドライブチャンネルはクランチからハイゲインまで幅広く歪みます。 深みのあるリバーブも特徴的です。 ブルース系・カントリー系の音楽で多用されています。

         

 

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