ピックアップとは、弦の振動を電気信号に変換する、いわばマイクのことで弦の真下のボディに埋め込まれています。
構造は、理科の実験などにもよく登場するコイルが使われており、黒いボビンに磁石の棒を6本挿し、周りにエナメル線などをぐるぐると巻きつけたもの。
磁石を6本使うのは、6本ある弦のそれぞれの音を拾いやすいようにするためです。磁石の代わりに金属の棒を使う場合は、ボビンの下に細長い磁石を貼って磁力を持たせます。
そして弦の振動を電気信号として検出(発電)させ、シールドを経由してアンプ(スピーカー)に伝わり音を出すという仕組みで成り立っています。
エレキギターの音色は「二種類」のピックアップの内、どちらかをどの「位置」に取り付けるかが重要な「個性の決定要因」になります。1本のギターに複数のピックアップが取り付けられている場合は「ピックアップ・セレクター」というパーツ(スイッチ)でピックアップを切り替えて、各々の楽曲やフレーズに適した音作りを行ないます。
フロント:シングル
センター:シングル
リア:シングル
フロント:ハムバッカー
センター:なし
リア:ハムバッカー
フロント:ハムバッカー
センター:シングル
リア:ハムバッカー
フロント:シングル
センター:シングル
リア:ハムバッカー
(ピックアップ・セレクター)