1.DAW比較表
2.DAW/DAWの選び方
(1)対応OS
DAW/DTMを購入する前にまず確認しなければいけないのが対応OSです。
近年ではwindowsPC・MacPCのどちらも対応しているソフト開発が主になっているので
あまり気にかける必要はありませんが、SONARのようにWindows専門、
Logic社のように自社開発のMacのみ対応というソフトもあります。
またSinger Song Writerは、Windows版とMac版とを分け販売していたりと、
それぞれのメーカーによって異なる販売方法をとっているので注意が必要です。
(2)知名度
DAW/DTMの選び方の指標項目の一つに知名度があります。
有名な商品を利用するメリットとして挙げられるのがネット情報の量です。
ユーザーが多いという事はわからない操作があったときに細かな説明記事を探したり、
詳しいユーザーに相談したりできるのは大きな利点なのでおすすめできるのです。
著名な製品は「写真付きの参考書」も本屋(楽器屋)で販売されていたりもします。
また、比較的に有名なDAW/DTMであれば、
どうしても分からなくなってしまった際にも有名なDAW/DTMであれば個別レッスンを行っているところも
多いので最終手段としての保険にもなりえます。
(3)価格
できるだけ安価で高性能なDAW/DTMを使いたいというのがユーザーの本音ではありますが、
残念ながら実際は概ねDAW/DTMは価格に比例した性能をもたせています。
はじめに安価な商品を購入した後に、物足りなくなって新たな商品を買う事になるのも無駄な出費になってしまいます。
また同一メーカー・同一製品名であっても「Essential」「Studio」「Producer」とランク別に価格と性能を分けて
販売している製品も多いのでそれもきちんと納得した上で購入するようにしましょう。
旅館や料亭の「梅」「竹」「松」といった分け方と同じようなものだと考えれば遜色ないと思います。
(4)音質
音質と一言で言っても「録音音質」に特化した製品と、
「打ち込み(MIDI)音質」に特化した製品とではまったく内容が異なります。
またプロでもご用達の著名ソフトはどちらにも注力している傾向にありますが、
これらの技術・ノウハウは現在でも各社しのぎを削って競い合っている状況でもあります。
(5)操作性
高性能なソフトはそれに伴って操作も複雑化して、
近年のソフトを自在に使えるようになるにはどのソフトにも慣れと努力は必要です。
ですがウインドウの表示形式やショートカットのカスタム機能の有無、
そして複数パートの表示方法もそれぞれなので自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
住めば都という考え方で慣れ親しんだDAW/DTMは自分にとって大事な経験になるので慣れは大切です。
プロの編曲者は用途に合わせて複数のソフトを使い分けている方もいらっしゃいます。
(6)録音機能
録音したオーディオデータを修正したり、繋げたり、補正をかけたりと現在のソフトは本当に画期的です。
オーディオデータの補正機能やリズム調整も可能な商品もあります。
これらは上記「価格」の項で説明した梅竹松のヴァージョンによっても違いが出てくる項目でもあります。
(7)打ち込み/MIDI機能
打ち込み/MIDIで入力したデータをどれだけ生演奏に聞こえるように作れるかはDAW/DTMの重要要素です。
音量パラメータの設定は当然のこと、
音色の違いや弾き方の違い、そして各楽器の特殊奏法を網羅しているかも確認ポイントになります。
(8)付属音源
近年では比較的に初めから一通りのオーケストラ楽器・バンド楽器が網羅されている商品は多いです。
しかし、安価になればなるほど臨場感に差異があるのも事実です。
目的のDTM音源を買い足していけば済む問題ではあるのですが、
DTM音源も決して安価ではないのではじめの付属音源の数と質も製品の魅力に直結していると言えます。
(9)付属 Effecter(エフェクター)
エフェクターの開発競争はビートルズやクイーン等の活躍した西暦2000年以前にひと段落した感はあります。
しかしバンド時代に名機と歌われたBOSS社当の単品エフェクターは科学的に何が優れていたのか、
といった事も研究がすすめられており、デジタルエフェクターのパラメーターをより細かくこだわって
作られるようになりました。
エフェクターの質はコンプレッサーやリバーブも含めた作曲・編曲・マスタリングにあたって比較的重要なファクターに
なるので
チェックポイントに入れておく事をおすすめしています。
(10)会社(メーカー)
メーカーで選ぶ強い必要性は感じませんが、
国内でも保証がしっかりしている製品は安心して購入できます。