ギターのコード参考書は数多く出版されていますが、
フルカラーで扱われているのは珍しいです。
視覚的にわかりやすいだけでなく、各位置の音楽的な意味や役割も理解しながら押さえ方を覚えられるのでおすすめできます。
ただ、コードを羅列しているのではなくルートやその他の音を詳しく説明しているのも特徴です。
なぜそのコードが美しく、心地よくきこえるのか、そういった事も視覚的にわかりやすく学んでいけます。
ギターコードについての悩みが覚えられない、そしてついで多いのがおさえられないです。
本書ではどうやったらうまくおさえられるかの説明にも注力しています。
また、順をおってコードを発展させていくためサクサク読めて、読み終わったころにはコードの基礎知識が賄われるように作られています。
第一章ではロックでも最もポピュラーで簡易なパワーコードからはじまり、
メジャー、マイナーそしてサスコード…と少しずつ専門的になっていきます。
各コードではどのような場面で使うと効果的なのかといったコードの役割についてもしっかり説明しているので、
コードの押さえかtだけでなくコードの色合いも肌で感じつつ学んでいけるようになっている参考書です。
15のフォームだけ覚えればいいと豪語する一冊。
本作の特徴はこの15フォームの重要性をしっかりと説明していったうえで、必要であれば基本フォーム+@で
どんなコードにも対応できるようになるという説明のスタンスをとっています。
初心者でもまずはじめに基本のフォームを覚えるのは重要ですし、はじめは不協性の高いコードを覚える必要性も低いのも事実。
そこで覚え方の工夫としてまずは必要最低限な15フォームを覚えようという考え方でギターを覚えていくのもおもしろいと思いました。
ただ、なんとなく覚えればいいというわけではなく、その基本フォームがなぜ大事なのか、どう転用していくかもしっかり説明されているので
ステップアップを行ないやすい一冊といえるでしょう。