カポ(カポタスト)

 ギターは解放弦の響きの美しさを活かすのが原則なのですが、 一曲ごとにチューニングを変更するのは大変ですし、キーによってはチューニングを変えても奏するのが難しい調も存在します。 そんな時に心強いのがカポの存在。ここでは自由自在にキーを変換できるカポについて考察していきます。


1.カポ(カポタスト)の使用方法

 カポ(カポタスト)は指でセーハした際ときよりも数倍の力が加わります。 そんな押弦力の強いカポ(カポタスト)をフレットの中央につけてしまうと当然、そのフレットの部分で弦は凹み、 チューニングが高くなってしまいます。また、解放弦寄りにカポ(カポタスト)をつけてしまうといくら力の強いカポ(カポタスト)であっても 弦はびびり、音が劣化してしまいます。 なのでカポ(カポタスト)を使用する際には、演奏に支障をきたさないレベルで極限までブロッジ寄りに取り付ける必要があります。


2.カポ(カポタスト)の運用法

(1)癖のあるキーに対応する

 アコギで弾き語りをする方なら必ずと言っていほどカポ(カポタスト)を所有しています。 パワーコード(省略コード)のみの伴奏ならともかく、 ハイポジションでバレーコードを奏し続けるのは指の負担も大きいだけでなく、 音の繋がりもわるくなるため素直にを使用した方が美しい音楽に仕上がります。

(2)独創的なアルペジオを作る

 キーが一般的であっても、突き詰めてユニークなアルペジオフレーズを作りこもうすると、 どうしても片手4本の指では届かない・不足しているといった事態が発生します。 そこで発想を切り替えて使用すると既存のアルペジオにはない独創的な和音を奏でることができます。 ライブ中に素早く取り付ける事も可能ですし、音源用にユニークなフレーズを挿入する際にもカポ(カポタスト)は役立ちます。


カポ(カポタスト)一覧

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